プリンターインクはなくても印刷できる？インク切れの応急処置を解説

カラープリンターは印刷のほかにヘッドクリーニングなどでもカラーインクを消費しています。そのため、基本的に一色でもインク切れになると印刷できません。しかし機種によっては、プリンターインクのいずれかの色がなくても印刷できる方法があります。

本記事では、「インク残量が限界値を下回りました」などインク切れのメッセージが表示されても印刷できる応急処置を、メーカー別に解説します。お困りのときにお役立てください。

プリンターインクの残量確認方法は、こちらの記事でご紹介しています。

メーカー別｜プリンターインクがなくても印刷する方法

キヤノン・ブラザー・エプソンの3メーカーで、一部のプリンターインクがインク切れでも印刷する方法を解説します。あくまで応急処置のため、残量がなくなったインクは早めに交換しましょう。

各メーカーの対応可否をまとめた一覧がこちらです。

※同一メーカーでも機種によって仕様が異なる場合があります。詳細は各プリンターの取扱説明書をご確認ください。

キヤノンのプリンターでは、カラーインク切れのときは黒インクのみで白黒印刷を、黒インク切れのときはカラーインクだけで印刷ができます。この方法は、使用するインクタンクを指定する必要があります。

▼キヤノン：使用するインクを選択する方法（例：TS8330シリーズ）

なお、印刷途中でインク切れのメッセージが出たときは、そのまま「OK」をタップする、または残量検知機能を無効化するなどの動作で印刷が続行できる場合があります。この強制印刷を続けると故障の原因となるおそれがあるため、多用しないようご注意ください。

ブラザーはカラーインク切れの場合に「モノクロ（片面）印刷のみ可能です」と表示されていれば、設定変更により黒インクのみで印刷ができます。逆に、黒インクなしで印刷はできません。

インク切れメッセージ表示後、電源の抜き差しやインクの取り外しなどを行うとモノクロ印刷が設定できない場合がありますのでご注意ください。

▼ブラザー：黒インクのみで印刷する方法（例：Windows10）

エプソンのプリンターの多くは「黒だけでモード」に対応しています。

カラーインク切れのとき、パソコン上に表示されるメッセージボックスに「黒だけで印刷」や「黒だけでモード」を選択できるボタンが表示され、簡単に黒インクのみの印刷に切り替えできます。ただし「黒だけでモード」はおよそ5日後には使用できなくなるため、早めにインク交換が必要です。

黒インクがなくなった場合、エプソンの一部機種では以下の手順でカラーインクのみの印刷ができます。

▼エプソン：黒インクがなくなった場合の印刷方法

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プリンターインクは、いずれかの色がなくても印刷できる方法があります。メーカーによって手順や仕様は異なりますが、応急処置であることは共通しています。プリンターインクは切れたら早めに交換しましょう。

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