プリンターインクは、違うメーカーの商品を併用することは推奨されていません。同じ型番の純正インクと互換インクであれば併用できるケースが一般的ですが、インクタイプを間違えないように注意が必要です。
本記事では、プリンターインクを違うメーカーと併用した場合の影響や、注意点について解説します。
プリンターインクは違うメーカー同士で使えるか
プリンターインクを違うメーカー同士で使えるか、実際に併用するとどうなるのかについて詳細を解説します。併用する前にご確認ください。
純正インクと互換インクの併用は可能
プリンターメーカー製造の純正インクと、その純正インク型番に対応する互換インクは基本的に併用できます。
互換インクメーカーはほとんどの場合、純正インクと併用できるインクを製造しており、純正インクの残量が低下した色から、順次互換インクに取り換えて使用できます。
ただし併用時は、のちほどご紹介する「顔料インク」と「染料インク」のインクタイプを間違えないように注意が必要です。異なる互換インクメーカー同士の商品を併用することも推奨されていません。
違うメーカーの互換インクの併用は避けよう
違うメーカーの互換インク併用は避けましょう。互換インクメーカーは独自にインクを開発・製造しており、純正インク以外のインクとの互換性は担保していません。
万が一違うメーカーの互換インクを併用すると、以下の影響が出る可能性があります。
- 色味がおかしくなる
- 印刷物にスジが出てしまう
- ICチップエラーが出てしまう など
互換インクの専門店「ベルカラー」の互換インクと、他メーカーの互換インクを併用した写真がこちらです。
ベルカラー製互換インクのみを使用する場合と比べて、併用した写真は全体的に線が目立ち、色味が変わっている箇所があることが分かります。
印刷物に線が入ってしまう原因と対処法は、こちらの記事をご覧ください。

違う機種のインク使用も推奨されない
違う機種用のインクの使用も推奨されません。各プリンターには対象インクの型番が定められており、プリンターがICチップで正しい型番かチェックしていたり、違う機種ではカートリッジの形状が異なったりするため、そもそもセットできない場合がほとんどです。
詰め替えボトルタイプなど、違う機種のインクが使用できてしまう場合でも、メーカー推奨の型番でない限りは色味がおかしくなるなどトラブルの可能性があるため注意しましょう。
また「シアン」の代わりに「フォトシアン」を使うなど、違う色を入れることも同様の理由で非推奨です。
プリンターインクを併用する場合の注意点
純正プリンターインクと互換インク併用時の注意点をご紹介します。多くの互換インクは純正インクとの併用を想定して製造されていますが、あくまで違うメーカーです。気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。
インクには顔料と染料の2種類がある
プリンターインクには「顔料インク」「染料インク」の2種類があります。
- 顔料インク:インクを用紙の表面に定着させる。くっきり印刷できて文書に強い
- 染料インク:インクが紙に染み込む。発色がきれいで写真印刷向き
プリンターとインク型番によって使われるインクタイプは決まっており、基本的に利用者が自由に選ぶことはできません。
こちらの記事で、顔料インクと染料インクについて詳しくご紹介しています。

染料インク用プリンターに顔料インクは使用不可
互換インクのインクタイプは、型番ごとに純正インクに合わせて作られている場合がほとんどです。プリンターの性能をいかして印刷するなら純正インクと同じインクタイプがおすすめですが、全色顔料インク対応のプリンターには染料インクも使用できます。
一方で全色染料インク対応のプリンターには、目詰まりが発生する可能性があるため顔料インクを使えません。純正のプリンターインクと互換インクを併用する場合はインクの種類にも気をつけましょう。
ベルカラーの互換インクは純正品との併用も可能
ベルカラーの互換インクは、純正インクとの併用が可能です。
たとえば各色独立型インクカートリッジを使用している場合、インク代を抑えるには、コストの低い互換インクを購入しておき、純正品のなくなった色から順次互換品に交換することが効果的です。
また、ベルカラーの互換インクは「超純水」と呼ばれる純度の高い水を使用し、品質にこだわって製造しています。超純水使用のインクは、目詰まりを起こしにくい高い品質が特徴で、純正品との併用にもおすすめです。
ベルカラーのインクへのこだわりは、こちらの記事でご紹介しています。

独立型のカートリッジについては、こちらをご参照ください。

プリンターインクで違うメーカーを使うときは要注意
プリンターインクは、純正インクと同じ型番の互換インクであれば基本的に併用可能ですが、インクタイプを間違えないよう注意が必要です。異なる互換インクメーカー併用は不具合のリスクがあるので、おすすめできません。
ベルカラーは、純正インクに匹敵する高品質なインクをご用意しています。純正インクと併用できる互換インクを、ぜひベルカラー公式サイトでご覧ください。
\ ベルカラーは互換インクの専門店です/