EPSON PX-S383Lは、インクパックを使用するモノクロプリンターです。初めてインクパックを使う方のなかには、インクの選び方や交換方法に戸惑う方もいるでしょう。またPX-S383Lには互換インクという選択肢もあります。
この記事では、PX-S383Lに対応するインクの選び方や価格、コストパフォーマンスの高い互換インクの情報を紹介します。
EPSON PX-S383L対応の純正インクを解説

画像引用元:Epson Direct SHOP
PX-S383L対応の純正インク型番は「IP12KB」と「IP13KA」です。それぞれの特徴や価格、インク以外の消耗品について解説します。
にじみや色あせが少ない顔料ブラックインク
EPSON PX-S383Lはモノクロプリンターのため、ブラック1色のみを使用します。色や線をくっきりと印刷できて、文字やグラフ、図などを使うビジネス向けの書類に適した顔料インクです。
顔料インクの特徴については、以下の記事でも詳しく解説しています。
内部リンク:染料と顔料の違いは?プリンターインクの選び方を徹底解説!

インクパックタイプで大量印刷が可能に
EPSON PX-S383Lプリンターは、インクパックと呼ばれる袋型のインクを使用します。

画像引用元:EPSON
インクパックは従来のインクカートリッジと比べ、大量印刷が可能です。交換の頻度が少なくてすみ、インクの在庫管理や使用済みパックの処分といった手間も軽減できます。
LとXLサイズの2種類
PX-S383Lプリンターに対応する純正インクは次のとおりです。
▼PX-S383Lプリンター対応 純正インク一覧
| 商品名 | 型番 | 印刷可能ページ | 税込価格 |
| ブラックLサイズ | IP12KB | 約10,000ページ | 21,450円 |
| ブラックXLサイズ | IP13KA | 約40,000ページ | 26,510円 |
※2025年4月現在
PX-S383L対応のインクパックには、LサイズとXLサイズの2種類があります。XLサイズはLサイズに比べて約4倍の印刷が可能でありながら、価格は約1.2倍とコストパフォーマンスに優れています。そのためインク代の削減を図りたい方は、XLサイズを購入したほうが経済的です。
インク以外にもランニングコストがかかる
PX-S383Lプリンターは、インク以外にメンテナンスボックスとカセット用給紙ローラーも定期的な交換が必要になります。それぞれの価格は次のとおりです。
▼インク以外の消耗品
| 商品名 | 型番 | 税込価格 |
| メンテナンスボックス | PX4MB10 | 3,435円 |
| 標準カセット用給紙ローラー | PX4FR4A | 2,090円 |
| 増設カセット用給紙ローラー | PX4FR4B | 2,090円 |
※2025年4月現在
メンテナンスボックスとは、廃インクをためるためのパーツです。交換しないまま印刷を続けると廃インクがあふれる恐れがあります。
メンテナンスボックスの説明や交換方法はこちらでご確認ください。
内部リンク:エプソンのメンテナンスボックスとは?必要な理由や交換方法を解説!

また、給紙ローラーを清掃しても紙が正しく送られない場合は、ローラー自体の劣化が考えられるため、交換が必要です。
X-S383Lプリンターはインクパックの採用により、従来のインクカートリッジと比べてインク代を大幅に抑えられますが、インク以外のパーツにも一定の維持費がかかります。
インク代を節約できると、プリンター全体のランニングコストを抑えられるでしょう。
PX-S383L対応インクには純正品と互換品がある
PX-S383Lには、純正インクとコストパフォーマンスが高い互換インクの選択肢があります。
「純正インク」はプリンターメーカーが製造するインクで、PX-S383Lの場合EPSONが製造しています。一方「互換インク」は、プリンターメーカー以外が製造するインクのことです。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
▼純正インクと互換インクのメリット・デメリット
| メリット | デメリット | |
| 純正インク | ・高品質で、仕上がりがきれい ・トラブル時は無料で修理をしてもらえる |
・単価が高い |
| 互換インク | ・純正インクに比べてコスパがいい ・さまざまなメーカーから選べる ・純正インクとほぼ変わらない品質が期待できる(メーカーによる) |
・トラブル時の保証がないことが多い ・メーカーによって品質の差が大きい |
純正インクと互換インクの違いについて、こちらでも詳しく解説しています。
内部リンク:純正インクと互換インクはどっちがいいの?違いを説明

EPSONは近年インクなどの消耗品を値上げしています。IP12KB、IP13KAも今後値上げがある可能性を視野に入れて、互換インクと比較検討しインクを選びましょう。
EPSONの値上げ情報についてもっと知りたい方は、こちらをご確認ください。
内部リンク:【エプソン】インク純正品の値上げ情報を解説|お得なインクもご紹介

互換インク専門店「ベルカラー」のPX-S383L対応互換インクをご紹介
インク代を抑える方法として、互換インクの使用を検討しましょう。互換インク専門の「ベルカラー」では、2025年4月にPX-S383L対応互換インクを発売しました。
ここでは純正品と価格比較をしながら、ベルカラー互換インクについて解説します。
\ベルカラーのPX-S383L対応互換インク/
高品質な顔料インクを使用
ベルカラーのPX-S383L対応互換インクは純正品と同様の顔料インクを採用しているため、快適にお使いいただけます。
さらにインクの原料には不純物を極限まで取り除いた「超純水」が使用されています。超純水とは塩類や有機物などをほとんど含まない、限りなくH2Oに近い高純度の水のことです。高品質な水を使うことで、インクの目詰まりが起こりにくくなり、純正品にも劣らない仕上がりを実現しています。
インク容量は2種類|純正品よりお得な価格設定
PX-S383Lに対応するベルカラーの互換インクは2種類あります。型番や価格は以下のとおりです。
▼ベルカラーPX-S383L対応互換インク
| 商品名 | 印刷可能ページ | 税込価格 |
| IP12KB対応 互換インクパック(Lサイズ) | 約10,000枚 | 6,980円 |
| IP13KA対応 互換インクパック | 約40,000枚 | 8,480円 |
※2025年4月現在
容量と印刷可能枚数はそれぞれ対応する純正インクIP12KB、IP13KAと同等です。セット販売はなく、単品販売のみご用意しています。
<ベルカラーの互換インクパックIP13KA対応>
\ベルカラーのPX-S383L対応互換インク/
ベルカラーの互換インクと純正品の価格を比較しました。
▼純正インクIP13KAとベルカラー互換インクの価格比較
| 型番 | 純正インク | ベルカラー互換インク | 差額 |
| IP12KB | 21,450円 | 6,980円(Lサイズ) | 14,470円 |
| IP13KA | 26,510円 | 8,480円 | 18,030円 |
※2025年4月現在
IP12KB、IP13KAともに、ベルカラーの互換インクはそれぞれ対応する純正インクの3~4割の価格で購入できます。ベルカラー互換インクを使用することでインク代を削減でき、コストの大幅な節約につながります。
ベルカラー互換インクパックのセット方法
ベルカラーの互換インクには、最新の高性能ICチップが搭載されており、インクの残量を検知します。そのため純正品と変わらない感覚での使用が可能です。インクパックの取り付け方法は以下のとおりです。
【手順】
- インクパックカバーを開け、インクパックトレイを引き出す
- インクパックを10回ほどよく振ってから取り出す
- インクパックをインクパックトレイにセットし、トレイを押し込む。
- インクパックカバーを閉めて、インク充填をする
詳しくはPX-S383Lプリンターのマニュアルをご確認ください。
PX-S383Lのインクは予算と品質で選ぼう
EPSON PX-S383Lのインクには、純正品と互換品の2種類があります。純正インクはIP12KBとIP13KAの2種類があり、インクパック式で従来のインクカートリッジに比べてコストを抑えられるのが特徴です。
ただし、プリンターの使用にはインク以外にも消耗品があります。ベルカラーの互換インクは純正品と同等の品質を保ちながら、価格はおよそ3~4割程度と非常に経済的です。コストと品質のバランスを見ながら、自分にとって最適なインクを選びましょう。
\ ベルカラーは互換インクの専門店です/

