トナーカートリッジを使用するレーザープリンターは、一般的にインクジェットプリンターより印刷可能枚数が多いことが特徴です。
実際の印刷可能枚数を大手プリンターメーカーが公表しているデータを基に解説します。コストの安い互換トナーも紹介するので、ぜひご覧ください。
インクカートリッジとトナーカートリッジの違いについて、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
トナーの印刷可能枚数は算出用の規格がある
トナーの印刷可能枚数を調べるとき、メーカーによって印刷物の内容が異なると数値の比較が難しくなります。そのため、トナーの印刷可能枚数を同じ条件で算出するための「JIS規格（日本工業規格）」が設けられています。
- モノクロ：JIS X6931(ISO/IEC 19752)
- カラー：JIS X6932(ISO/IEC 19798）
それぞれ国際標準規格(ISO/IEC)にも対応しており、JISとほぼ同じ内容です。規格が整備されたおかげで、メーカー間や機種間の印刷可能枚数が比較しやすくなりました。
トナーカートリッジ自体の寿命については、こちらの記事で解説しています。
メーカー別トナーの印刷可能枚数
大手3メーカーのA4カラー対応レーザープリンターで印刷可能枚数を比較したところ、大容量サイズのトナーで約2,300〜3,100ページという結果でした。
どのメーカーも印刷可能枚数はほぼ同じ
「キヤノン（Canon）」「リコー（RICOH）」「ブラザー（brother）」のA4カラーに対応しているレーザープリンターを選出し、印刷可能枚数を比較しました。
▼レーザープリンター 印刷可能枚数の比較
| メーカー・機種 | トナーサイズ | カラー印刷可能枚数 | モノクロ印刷可能枚数 |
| Canon LBP621C | 標準 | 約1,200ページ（スターターは約680ページ） | 約1,500ページ（スターターは約910ページ） |
| 大容量 | 約2,300ページ | 約3,100ページ | |
| RICOH P C200L | – | 約2,500ページ | 約3,000ページ |
| brother HL-L3240CDW | 標準 | 約1,200ページ | – |
| 大容量 | 約2,300ページ | 約3,000ページ | |
| 超大容量 | 約4,000ページ | 約4,500ページ |
印刷可能枚数はトナーサイズによってことなりますが、同一サイズであればどのメーカーもおおよそ同じ印刷可能枚数です。リコーのトナーは1サイズですが、他社の大容量ほどの印刷枚数となっています。
スタータートナーや印刷内容で枚数は変わる
プリンターによっては購入時にスタータートナーと呼ばれる容量の少ないトナーが付属していることがあります。先程の表でキヤノン欄に記載したように、スタータートナーは新品のトナーと比較して半分程度の枚数しか印刷できないことを認識しておきましょう。
また、公表されている印刷可能枚数はあくまでJIS規格に基づいたテスト結果です。実際には、印刷内容、用紙サイズ・種類、連続印刷ページ数などの条件で印刷可能枚数は変化します。
写真や文字・イラストが多く含まれる原稿の印刷や、断続的に印刷するとトナーの消費が多くなります。これは印刷が途切れるたびに、一定量のトナーが廃棄されるためです。このように、使い方によって印刷可能枚数が公表値より少なくなる可能性があります。
使用中のトナー漏れで原因が気になったら、こちらの記事をご参照ください。
予備用には互換トナーもおすすめ
トナー切れに備えるなら、互換トナーもおすすめです。廉価ですが印刷可能枚数は純正品と同等のものが多く、大量印刷をする方におすすめです。
互換インクの専門店「ベルカラー」では、互換トナーを販売中です（※型番によってはご用意がない場合があります）。プリンターメーカーが製造した純正品との価格の違いを一部ご紹介します。
▼トナーカートリッジの価格比較
| メーカー・トナー型番 | 純正トナー価格 | ベルカラーの互換トナー価格 |
| Canon・CRG-418 | 64,460円（単品4色の合計） | 9,800円（4色セット） |
| brother・TN-291 | 38,170円（単品4色の合計） | 8,960円（4色セット） |
※価格は2024年5月現在、税込
＜ベルカラーの互換トナーカートリッジCRG-318/418対応＞
ベルカラーの互換トナーは低価格で全色そろえられ、初期不良や品質にご満足いただけなかった場合に備えて保証内容が充実した「トリプル保証」もご用意しています。
ベルカラーの互換トナーを利用した方からの評判は、こちらの記事をご参照ください。
トナーの印刷可能枚数を参考にしよう
トナーの印刷可能枚数の算出条件は、メーカーによってばらつきが出ないよう規格で定められています。大容量サイズのトナーで約2,300〜3,100ページ印刷可能ですが、プリンター購入時に付属しているスタータートナーは容量が少ない場合があることや、印刷物の内容によって実際の印刷可能枚数は変動することを認識しておきましょう。
予備のトナーを用意するなら、価格の安い互換トナーもおすすめです。ベルカラー公式サイトは「トナーを探す」のリンクから、プリンターやトナーの型番で検索できます。ぜひご覧ください。
＼ ベルカラーは互換インクの専門店です／
