プリントヘッドとはどこのパーツ?寿命や交換時期を解説

プリントヘッドはどこのパーツ? インクについて

プリントヘッドとは、プリンター内部でインクを用紙に噴射するパーツです。プリントヘッドにインクが詰まると印字不良の原因になるため、お手入れ方法や交換時期を把握しておく必要があります。

本記事ではインクジェットプリンターのプリントヘッドについて詳しく解説します。寿命や交換時期を把握し、快適な印刷につなげましょう。

プリントヘッドとは?

プリントヘッドは「プリンターヘッド」「インクジェットヘッド」などとも呼ばれます。パーツの概要や設置されている場所などの詳細を3項目に分けてご紹介します。

プリンターの印刷トラブルを起こさないためにも、プリントヘッドへの理解を深めましょう。

プリントヘッドはインクを噴射するパーツ

プリントヘッドは、カートリッジやタンクに入っているインクを用紙に発色させたり転写させたりするパーツです。プリントヘッドによる印刷方式は大別すると「インパクト方式」と「ノンインパクト方式」の2種類があります。

インパクト方式は、印刷用紙にインクリボンを叩きつけるなど直接接触して印刷する方式です。ノンインパクト方式はインパクト方式以外の印刷方式を指し、その中にインクジェットプリンターのプリントヘッドの印刷方式(インクジェット方式)も含まれます。

インクジェット方式では、印刷速度を上げるため、左右どちらに移動するときもインクを噴射しています。噴射されるインクが非常に微粒子であることから、繊細な印刷が可能です。

プリントヘッドは印刷に直接関わるパーツであり、インクジェットプリンターにおける印刷の要ともいえるでしょう。

一体型と独立型でプリントヘッドの場所は異なる

プリントヘッドがプリンターのどこにあるのかは、インクカートリッジの形状によって異なります。

カートリッジの形状は「一体型」「独立型」の2種類です。

▼インクカートリッジの形状

種類 一体型 独立型
特徴 ・すべての色が1つのカートリッジにまとまっている
・黒のみ独立し、他カラーが一体化されているタイプもある
色ごとにカートリッジが分かれている
プリントヘッドの場所 カートリッジに内蔵 プリンター内部

一体型は、カートリッジそのものにプリントヘッドが付属しています。一方で独立型は、カートリッジにはプリントヘッドが存在せず、完全に別の部品としてプリンターに内蔵されています。

一体型と独立型の詳細な違いについては、こちらの記事をご覧ください。

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プリントヘッドは定期的なお手入れが必要

プリンターを長期間使用しないと、インクの乾燥などの理由でプリントヘッドが目詰まりを起こすことがあります。

目詰まりの状態になると、色味がおかしくなったり不要な線が入ったりと、印字不良の原因につながります。目詰まりを防ぐために、プリンター本体に付いているノズルチェックやヘッドクリーニング機能を使用して、定期的にお手入れを行いましょう。

目詰まりの原因については、こちらの記事もご参照ください。

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こちらの記事では、洗浄液を使用したプリントヘッドのお手入れ方法をご紹介しています。

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プリントヘッドの寿命と交換時期

プリントヘッドの寿命と交換時期は、別項でご紹介したインクカートリッジの形状によって異なります。一体型・独立型カートリッジそれぞれについて解説します。

一体型カートリッジ:インク残量がなくなったとき

一体型インクカートリッジの場合は、カートリッジにプリントヘッドが組み込まれているため、カートリッジを交換すればプリントヘッドも新しくなります。

プリントヘッド自体に寿命があるというよりは、インク残量がなくなったらプリントヘッドも併せて交換時期になると認識しましょう。

独立型カートリッジ:印字不良が改善しないとき

独立型カートリッジの場合は、プリントヘッドがプリンター内部に存在します。プリンターの寿命目安は5年ほどといわれており、プリントヘッドも約5年で劣化し寿命を迎えます。

以下の状態になったら、プリントヘッドの交換時期です。

  • ヘッドクリーニングや強力クリーニングを実施しても印字不良が改善しない
  • 「プリントヘッドを交換してください」というアラートが出る

プリントヘッドが交換時期を迎えたら、交換可能な場合は新品に交換します。そもそも交換できない仕様の機種や、発売から年数が経過して交換用のプリントヘッドが入手できなくなった場合は、プリンターの買い替えを検討しましょう。

独立型インクのプリンターについて、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

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本記事では独立型インクカートリッジの特徴やメリット・デメリット、トラブルを防ぐためのポイントを解説します。

プリンター選びはプリントヘッドから始めよう

プリンターを使用していると、インクや用紙など消耗品にコストがかかります。

たとえば、プリントヘッド内蔵の一体型インクカートリッジは、一色でもインクがなくなるとカートリッジを丸ごと交換する必要があり、ランニングコストにも影響します。

プリンターを長く使用するには、プリントヘッドも考慮したカートリッジの形状や、低価格の互換インクへの対応状況を事前に確認することが大切です。

こちらの記事では、インク視点でのプリンター選びのポイントをご紹介しています。

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プリンターの使用頻度が低い方は、故障しないコツも抑えておきましょう。

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プリントヘッドは交換時期やお手入れが大切

プリントヘッドはインクを噴射するパーツで、インクカートリッジの種類によってどこにあるか異なります。目詰まりが起こると印字不良の原因になるため、交換時期の把握や定期的なクリーニングなどお手入れが大切です。

コストを抑えてプリンターを長く使用するには、カートリッジの形状からプリンターを選ぶこともポイントです。ベルカラーでは、目詰まりしにくく低コストな互換インクを多数ご用意しています。ぜひ公式サイトをご覧ください。

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