プリンターインクがすぐになくなる原因と対策方法を詳しく解説

インクについて

「印刷をしてないのにプリンターインクがすぐになくなってしまう」と感じたことはありませんか?

実は、プリンターインクはプリンターのクリーニングなどにも使用されるため、印刷をしなくても減っていくのです。

インク交換を頻繁に行うとインク代がかさんでしまうため、できればインクは節約したいもの。

しかし、インクの消費量を抑えるためにヘッドクリーニングを行わないなど、誤った節約方法を行うと、最悪の場合プリンターの故障につながるケースもあるので注意が必要です。

今回はプリンターインクがすぐになくなる原因と、インクの消費を抑える5つの対策を紹介します。正しく効果的にインクの節約をしていきましょう。

プリンターインクがすぐなくなる原因

プリンターのインクをあまり使っていないのに減る原因は3つあります。

まずは、どのような理由でインクが消費されるのかを確認していきましょう。

ヘッドクリーニングが行われている

ヘッドクリーニングとは、ヘッドのノズル部分のインク詰まりを防ぐための機能のこと。

プリンターヘッドにインクを送ることで、ノズル部分に付着したインクを溶かしてクリーニングをする仕組みです。

ヘッドクリーニングはプリンターヘッドの目詰まりを防ぐために欠かせない機能ですが、必要以上にクリーニングを繰り返してしまうと、インクがすぐになくなってしまいます。

ベルカラーでは、通常のヘッドクリーニングは2~3回まで、強力クリーニングは1回までを推奨しています。

上記の回数で足りないと感じた場合には、連続して回数を重ねるのではなく、一晩から1日時間をあけてから再度ヘッドクリーニングを行ってみてください。

自動クリーニングが行われている

プリンターによっては自動クリーニング機能が搭載されており、定期的にクリーニングが行われます。

ヘッドクリーニングを行うタイミングは、印刷枚数や印刷間隔などによって決まりますが、電源をオフにした状態でクリーニングされるモデルもあります。

プリンターの電源を切る際に電源プラグを抜く方もいるでしょう。しかし、電源プラグを頻繁に抜き差しすると必要以上に自動ヘッドクリーニングが実行され、インクがすぐになくなってしまうため注意しましょう。

インクの消費量を抑えるためにも、プリンターの電源プラグはなるべく差した状態にしておくことをおすすめします。

プリンターの印刷設定

プリンターインクがすぐなくなるのを防ぐには、プリンターの印刷設定もポイントです。

たとえば、印刷物の品質を高めるために印刷設定を「標準」から「高品質」に変更した場合、使用されるインクの量が多くなってしまいます。

他にもカラーのような複数の色のインクを使用する印刷設定や、印刷物の色の明度を高くするような色補正の設定をすると、多くのインクが消費されます。

インクの消費量が高くなってしまう印刷設定は次の3つ。

  • 印刷品質:高品質
  • カラー印刷:カラー
  • 色補正(濃度):濃い

ご自身のプリンターの印刷設定が該当していないか確認してみてください。

プリンターインクを節約する方法

プリンターの純正インクは高価なため、できることなら節約したいところです。

本章では、プリンターインクを節約する5つの方法を紹介します。

今すぐに実行できるものもあるため、取り入れられそうなものを選んで行ってみてください。

互換インクを使用する

互換インクは純正インクに互換性があるものですが、純正インクの約1/2〜1/3の価格帯で購入できることがほとんどです。

印刷物のクオリティも純正インクとほぼ互角なので、印刷物の品質を保ちつつプリンターインクを節約したい方には互換インクがおすすめです。

ただし、互換インクを販売しているメーカーによっては、値段や品質にばらつきがあることに注意しましょう。

またプリンターによっては互換インクに未対応の機種もあります。これからプリンターを購入予定の方は、対象機種が互換インクに対応しているか事前にご確認ください。

わたしたち互換インクのベルカラーでは、さまざまなプリンターに対応する互換インクを取りそろえております。価格・品質・保証面に力を入れておりますので、気になる方はぜひベルカラーの互換インクをお試しください。

ベルカラーが選ばれる理由はこちらから!

プリンターの印刷設定を変更する

印刷物の品質の設定を「高品質」から「標準」に変更することで、プリンターインクの節約につながります。ただし、標準は高品質とくらべると品質が下がるため注意が必要です。

またカラー設定を「カラー」から「モノクロ」に変更するとインクの消費量を抑えられます。仕事の書類のようなモノクロでも十分な印刷物は、なるべくモノクロ印刷にするようにしましょう。

他にも割り付け印刷をすることで、1枚の印刷用紙に数ページ分並べて印刷できるため、インクと印刷用紙の2つの節約効果が期待できます。

プリンターによって印刷設定が異なるため、まずはお持ちのプリンターの設定画面をご確認ください。

<インクの節約につながる印刷設定項目>

  • 印刷物の品質:標準
  • カラー:モノクロ
  • 色補正(濃度):濃度を下げる
  • 割り付け:複数ページ

定期的にプリンターで印刷する

ヘッドクリーニングを行う頻度を下げるためにも定期的にプリンターで印刷しましょう。

定期的に印刷を行うことで、インクの目詰まりを防ぐと同時にインクの節約にもつながります。

できれば1週間〜10日に1回、インクの全色を使用して印刷することが理想的です。最低でも1ヵ月に1〜2回は印刷するようにしましょう。

ベルカラーでは全色の印刷ができる「ノズルチェックパターン図(全色ねこの間違い探し)」を用意しております。

普段使用しない色も使用しながら、間違い探しとしてもお楽しみいただけますのでぜひご活用ください。

▼ノズルチェックパターン図(全色ねこの間違い探し)

独立型インクカートリッジを搭載しているプリンターを選ぶ

プリンターのインクカートリッジには大きく分けて「一体型」と「独立型」の2パターンがあります。

インクを節約したい方は、独立型のインクカートリッジを搭載しているプリンターがおすすめです。

一体型のインクカートリッジはインク全色がひとつのカートリッジになっています。そのため、どれか一色でもインクがなくなってしまうと他のインクが残っていてもカートリッジを丸ごと交換しなければなりません。

一方で独立型のインクカートリッジは、各色でカートリッジが分けられているため、なくなった色のカートリッジのみ交換すればインクの補充ができます。

他の残っているインクを捨てる必要がないため、インクの節約にもつながります。

インク調整ソフトを使用する

プリンターの印刷設定次第では、印刷物の品質を下げることによってインクの消費を抑えることができますが、「インクの消費を抑えつつ品質も下げずに印刷したい」という方もいるでしょう。

インクの節約と印刷物の品質の両方を重視したい方は、インク調整ソフトを使用して印刷してみてください。

パソコンにインク調整ソフトをインストールし印刷する際に印刷設定を変更するだけで、印刷物の品質を下げることなくインクの消費量も抑えられます。

たとえば「InkSaver(インクセーバー)」というソフトなら、モノクロ印刷の際にはインクの消費量を最大75%節約できます。

ただし、プリンターの種類やインク削減機能によっては対応していないインク調整ソフトもあるので、ソフトをダウンロードする前に確認しておくとよいでしょう。

おすすめしないプリンターインクの節約方法

間違った方法でプリンターインクを節約してしまうと、あまり効果がなかったりプリンターの故障の原因につながったりしてしまうので気をつけなければなりません。

プリンターの故障を防ぎつつ効果的にインクを節約させるためにも、次の2つの間違った節約方法は行わないようにしましょう。

ヘッドクリーニングを行わない

ヘッドクリーニングを行うとインクが消費されてしまいますが、プリンターヘッドのインクが乾燥し固まるのを防ぐためにもヘッドクリーニングは欠かせない機能です。

もしヘッドクリーニングを行わずにインクが固まっている状態で印刷してしまうと、印字不良などのトラブルを引き起こしてしまいます。

プリンターの故障を未然に防ぐためにも、必要であればヘッドクリーニングを行い、自動ヘッドクリーニング機能も有効にしておきましょう。

電源のON/OFFを行う

プリンターによっては電源を投入するたびに自動でヘッドクリーニングが行われる機種もあります。

電源のON/OFFを頻繁に行うと、その度にヘッドクリーニングが行われてインクの消費量が多くなってしまうので、なるべくプリンターの電源は入れたままにしておくことが好ましいです。

また、電源を切る際に正しい方法で電源を切らないと、次回の電源投入時にヘッドクリーニングが長めに行われてしまいインクの消費量が増えてしまう可能性もあります。

電源を切るときには、取扱説明書に記載されている正しい手順で電源を切るようにしましょう。

プリンターインクがすぐなくなるのは設定で防げる

プリンターインクがすぐになくなるのを防ぐには、定期的な印刷や印刷設定の変更などが効果的です。

インクを節約しようと誤った節約方法を実践してしまうと、効果的にインクを節約できなくなるどころか最悪の場合にはプリンターの故障にもつながるため注意しましょう。

本記事で解説したインクの節約方法を確認し、実践できることから行っていきましょう。

インク代を節約するために互換インクを検討している方は、ベルカラーの互換インクもぜひご検討ください。

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