キヤノン(canon)インクの大容量XLと標準の違いを徹底解説

インクについて

キヤノン(canon)のインクジェットプリンター用インクには、標準サイズの他にXLと記載された大容量や、sと記載された小容量タイプがあります。商品パッケージはいずれも似ており、どのような違いがあるか気になる方もいるでしょう。

本記事では、キヤノン用インクの「型番の見方」「サイズの違いと価格比較」などを詳しく解説します。お得な大容量の互換インクもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

【キヤノン用インク】大容量と標準の見分け方と違い

キヤノンが製造している純正インクの型番は、アルファベットと数字で表記されます。命名規則が分かれば、サイズの違いを見分けることが可能です。

インク型番の詳しい見方と、「大容量」「標準」「小容量」でどのような違いがあるかについて解説します。

キヤノンインクの種類については、こちらの記事にて詳しくご紹介しています。

キヤノン(Canon)のプリンターインクの種類|型番やサイズを徹底解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事ではCanonのプリンターインクの種類について解説しています。お得なサイズや、コストパフォーマンスに優れたインクの種類もご紹介するためぜひ参考にしてください。

インク型番はアルファベットと数字で表記

キヤノンのインク型番は「アルファベット+数字」の組み合わせで構成され、数字は染料インクと顔料インクの違いを表します。そのため、染料・顔料インクを両方使用するプリンターの場合は、1つの型番が「アルファベット1種類+数字2種類」のセットで表記されます。

また型番の末尾に「XL」がつくと大容量、「s」がつくと小容量で、末尾が数字で終わっていれば標準サイズです。型番の後ろには、色名が略称で記載されます。

型番表記の具体例は、以下のとおりです。

<「BCI-381/380」シリーズ インク型番の分類>

標準サイズ 大容量サイズ 小容量サイズ
顔料インク BCI-380 PGBK BCI-380XL PGBK BCI-380s PGBK
染料インク BCI-381 BK
BCI-381 C
BCI-381 M
BCI-381 Y
BCI-381 GY
BCI-381XL BK
BCI-381XL C
BCI-381XL M
BCI-381XL Y
BCI-381XL GY
BCI-381s BK
BCI-381s C
BCI-381s M
BCI-381s Y
BCI-381s GY

※色名一覧

  • PGBK:顔料ブラック
  • BK:ブラック
  • C:シアン
  • M:マゼンタ
  • Y:イエロー
  • GY:グレー

参考:キヤノンオンラインショップ「BCI-381/380シリーズ」

染料・顔料インクの違いについては、こちらの記事をご参照ください。

染料と顔料の違いは?プリンターインクの選び方を徹底解説! - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
ベルカラー広報部の阿部です。 家庭用プリンターを購入する際、染料インクと顔料インクの違いについてよく分からずに選んでしまっていませんか? 多くのご家庭でプリンターが使われている一方で、プリンターの品質を左右するインクの種

大容量と標準の違いは容量と価格

キヤノン用インクの「大容量」「標準」「小容量」はインクの量が異なり、比例して価格も変わります。カートリッジ本体のサイズはどれも同じであるため、どのサイズを選んでも対応するプリンターで使用できます。

「BCI-381」を例に、容量と価格の違いを一覧にした表がこちらです。

<BCI-381の容量と価格>

型番 サイズ 容量 価格(税込)
BCI-381s 小容量 約5.6ml 880円
BCI-381 標準 約8.3ml 1,240円
BCI-381XL 大容量 約11.7ml 2,090円

※2023年12月現在
※参照:キヤノン「【インクジェットプリンター】インクカートリッジの容量について」

カートリッジ形状は型番によって決定

インクカートリッジには、以下2種類の形状があります。

  • 一体型:
    ヘッドとインクのタンクが一つになっている形状のカートリッジ。複数の色が一つにまとまっているカートリッジの場合は、一色でもなくなると丸ごと交換が必要。
  • 独立型:
    ヘッドとインクのタンクが別々に独立している形状のカートリッジ。なくなった色のみ交換が可能。

形状は型番の名称では見分けられません。しかし、プリンターの機種によって決まっているため、インク型番ごとに「一体型」「独立型」のどちらなのかがあらかじめ決定されています。

カートリッジの形状については、こちらの記事で詳しく解説しています。

プリンターインクの一体型とは?独立型との違いやメリット・デメリットを紹介 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
プリンターのインクカートリッジには「一体型」と「独立型」がありますが、「違いがよく分からない」とお考えの方に向けて違いを詳しく解説しています。

大容量と標準はどちらがお得か検証

キヤノン用のインクは「大容量」「標準」「小容量」のどれがお得なのか、3つのインク型番で検証を行いました。比較のため、容量と価格から「1mlあたりの価格」を算出しています。

結論、大容量がお得な傾向にありますが、型番によっては標準がお得な場合もありました。

インクには使用期限があり、キヤノンは開封後6カ月で使い切ることを推奨しています。お得かどうかだけでなく、期限までに使い切れるサイズを選ぶことがポイントです。

プリンターインクの保存期間については、こちらの記事で解説していますのでご覧ください。

プリンターインクの正しい保存方法とは?保存期間についても解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事ではプリンターインクの保存方法と保存期間について解説します。プリンターの保存方法にお悩み方はぜひ参考にしてください。

BC-346/345シリーズ

キヤノンインクBC-346

画像引用元:キヤノンオンラインショップ

「BC-346/345」シリーズに小容量は存在せず、標準と大容量の2種類があります。形状は一体型のカートリッジです。BC-345は顔料ブラックのカートリッジ、BC-346はカラー3色が一つにまとまっているカートリッジとなっています。

比較結果は以下のとおりです。

<BC-346/345の容量と価格の比較>

型番 サイズ 容量 価格(税込) 1mlあたりの価格
BC-346 標準 約8.7ml 2,330円 約267.8円
BC-346 XL 大容量 約13.0ml 2,800円 約215.4円
BC-345 標準 約7.9ml 2,080円 約263.3円
BC-345 XL 大容量 約15.0ml 3,050円 約203.3円

※2023年12月現在

いずれの型番も、大容量が標準よりもお得という結果でした。

BCI-371/370シリーズ

キヤノンインクBCI-371/370シリーズ

画像引用元:キヤノンオンラインショップ

「BCI-371/370」シリーズも大容量と標準の2サイズで、小容量はありません。形状は独立型のカートリッジです。

比較結果は以下のとおりです。

<BCI-371/370の容量と価格の比較>

型番 サイズ 容量 価格(税込) 1mlあたりの価格
BCI-371 標準 約6.5ml 1,060円 約163.1円
BCI-371XL 大容量 約10.8ml 1,580円 約146.3円
BCI-370 標準 約15.4ml 1,310円 約85.1円
BCI-370XL 大容量 約22.2ml 1,760円 約79.3円

※2023年12月現在

先ほどに続き、こちらの型番も大容量が標準よりも割安という結果でした。

BCI-381/380シリーズ

キヤノンインクBCI-381/380シリーズ

画像引用元:キヤノンオンラインショップ

「BCI-381/380」シリーズには「大容量」「標準」「小容量」の3サイズがあります。カートリッジ形状は独立型です。

比較結果は以下のとおりです。

<BCI-381/380の容量と価格の比較>

型番 サイズ 容量 価格(税込) 1mlあたりの価格
BCI-381s 小容量 約5.6ml 880円 約157.1円
BCI-381 標準 約8.3ml 1,240円 約149.4円
BCI-381XL 大容量 約11.7ml 2,090円 約178.6円
BCI-380s 小容量 約11.2ml 1,120円 約100.0円
BCI-380 標準 約18.5ml 1,460円 約78.9円
BCI-380XL 大容量 約25.7ml 1,960円 約76.2円

※2023年12月現在

「BCI-380」は僅差で大容量が割安ですが、「BCI-381」は標準がもっともお得という結果でした。

互換インクは大容量サイズが圧倒的にお得

互換インクとは、プリンターメーカー以外のメーカーが製造しているインクです。純正インクと互換性があり、お持ちのプリンターに対応する型番を選べば使用できます。

純正インクと比較すると、価格が安いことが互換インクの最大のメリットです。とくに大容量サイズはインク代を抑える効果が大きくなります。

互換インクの種類や純正品との価格比較結果について、詳しくご紹介します。

互換インクについてはこちらの記事もご参照ください。

純正インクと互換インクはどっちがいいの?違いを説明 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
「互換インク」はプリンターインクの種類のひとつです。しかし、名前を聞いたことはあるけれど「互換インクって何?」「純正との違いは何?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。 互換インクの専門店ベルカラーが、そんな互換インク

キヤノン用互換インクの種類

ベルカラーでは、キヤノン向けに以下5種類の互換インクをご用意しています。なお、インク型番によってはご用意がなく、一部対象機種に限られる場合があります。

  • 互換インクカートリッジ
  • 詰め替えインク
  • スマートカートリッジ
  • 大判プリンター用互換インクカートリッジ
  • ギガタンク用互換インクボトル

▼互換インクカートリッジ

<ベルカラーの互換インクカートリッジ(BCI-380XL / BCI-381XL対応)>

ベルカラーのキヤノン用互換インクBCI-380/381XL

どれにすべきか迷ったら、純正品に置き換えて使用できる「互換インクカートリッジ」を検討しましょう。

ベルカラーでキヤノン用互換インクカートリッジを探す

▼詰め替えインク

<ベルカラーの詰め替えインク(30ml6色セット)>

ベルカラーのキヤノン用詰め替えインク

印刷頻度が高いときは、カートリッジに詰めて使用する「詰め替えインク」がよりコストパフォーマンスに優れています。

詰め替えインクについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

詰め替えインクとは?特徴とメリット・デメリットを解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事では詰め替えインクの概要やメリット・デメリットの解説に加え、よくある質問にお答えしています。詰め替えインクの理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。

ベルカラーでキヤノン用詰め替えインクを探す

▼スマートカートリッジ

<ベルカラーのスマートカートリッジ(BC-340/BC-341/BC-360/BC-361対応)>

ベルカラーのキヤノン用スマートカートリッジ

「スマートカートリッジ」は初回のみ使用済み純正カートリッジを加工する手間がかかります。しかし2回目以降は純正カートリッジの中に装着したスマートカートリッジを、新しいスマートカートリッジへ交換すれば使用できるので、対応機種を使用している方にはおすすめです。

ベルカラーでキヤノン用スマートカートリッジを探す

互換インクと純正品の価格比較

ベルカラーの互換インクと、キヤノン純正品の価格を比較した表がこちらです。

<キヤノン用プリンターインク 価格の比較>

インク型番

純正品

ベルカラーの互換品

BC-346/345

4,410円
(ブラック+カラーの合計)

2,270円
(ブラック+カラーのスマートカートリッジ※1)

BCI-371/370

7,700円
(大容量5色セット)

2,450円
(大容量5色セット)

BCI-381/380

6,210円
(標準容量5色セット)

2,580円
(大容量5色セット※2)

※2023年12月現在
※1:スマートカートリッジの使用には、使用済みの純正カートリッジが必要
※2:5色セットのカートリッジの取扱いサイズは純正は小容量・標準、ベルカラーは大容量のみ

ベルカラーの互換インクは、純正品の1/2〜1/3の値段で入手できることが分かります。大容量にもかかわらず、純正の標準サイズの半額以下で購入できる型番もあり、大容量のお得さが際立っています。

大容量と標準の違いを理解してインクを選ぼう

キヤノンのインクには、大容量のXLと標準、小容量の3サイズがあります。カートリッジの大きさは同じですが、中身のインク容量と価格が異なり、大容量は他サイズよりお得な傾向にあります。

ただしインクには使用期限があるため、値段だけでなく使用頻度も考慮してインクサイズを選びましょう。

ベルカラーでは、キヤノンの大容量サイズに対応した互換インクを多数取りそろえています。ぜひ公式サイトをご覧ください。

\ ベルカラーは互換インクの専門店です/

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