キヤノン(Canon)のプリンターインクの種類|型番やサイズを徹底解説

インクについて

キヤノン(Canon)のインクジェットプリンター用インクは種類が豊富なうえ、パッケージが似ているため、どのインクを選べばよいか悩む方も多いでしょう。間違った種類のインクを選ぶと使用できないことに注意が必要です。

本記事ではキヤノンのプリンターインクの種類と選び方、型番の見方やサイズの違いについて徹底解説します。キヤノン用におすすめの互換インクもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

キヤノン純正インクの種類

キヤノンが製造しているインクジェットプリンター用の純正インクは、使用するプリンターによって型番や色数が決まっています。インクの種類について、以下3つの観点でご紹介します。

  • 型番
  • 容量
  • 色数

キヤノンインクの特徴についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

https://www.bellcollar.com/blog/canon-ink-features/

【型番】各プリンターに対応するものを選択

プリンター本体の機種名から、対応するインク型番を探しましょう。

  例)プリンター機種名:PIXUS XK500 → インク型番:XKI-N21/N20

        参考:キヤノン「消耗品紹介 機種名一覧」

同じインク型番内には「全色セット」「単色」「サイズ違い」など、いくつかの種類があります。各色の減り具合や使用頻度に応じて選べば、無駄なく使用できるのでおすすめです。

同一型番のサイズ違いや型番名称の見方については、次項「キヤノン用インク型番の見方と容量・価格の関係」で詳しく解説します。

【容量】大容量など複数サイズあり

インク型番によっては、標準サイズのほかに「大容量」「小容量」など複数のサイズが用意されています。使用頻度が高い場合は大容量を選ぶと、インク交換の手間を軽減することが可能です。

ただしキヤノンは、インクは「開封後6カ月以内」に使い切ることを推奨しています。使用期限を過ぎると「発色が悪くなる」「インクが詰まりやすくなる」などの不具合が生じる可能性があるため、期限内に使い切れる適切なサイズを選びましょう。

【色数】基本的には4色・5色・6色のセットまたは単色

キヤノンの純正インクは主に4色・5色・6色のセットもしくは単色で販売されており、一部の型番で8色や12色も存在します。

セットの場合インクの形状は2つに分けられ、交換できるタイミングが異なります。形状はプリンターによってあらかじめ決まっているため、好みで選択はできません。

  • 独立型
    :各色のカートリッジが独立している。インクがなくなった色のみ交換可能。単色販売もあり。
  • 一体型
    :カラー全色が1つのカートリッジにまとまっている。いずれかの色がなくなったら丸ごと交換が必要。ブラックのみカートリッジが分かれていて単色で交換可能な場合もある。(例:BC-361/360シリーズ

カートリッジの形状については、以下の記事で詳しく解説しています。

プリンターインクの一体型とは?独立型との違いやメリット・デメリットを紹介 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
プリンターのインクカートリッジには「一体型」と「独立型」がありますが、「違いがよく分からない」とお考えの方に向けて違いを詳しく解説しています。
プリンターは独立型インクが安い?メリットとデメリットを解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事では独立型インクカートリッジの特徴やメリット・デメリット、トラブルを防ぐためのポイントを解説します。

キヤノン用インク型番の見方と容量・価格の関係

同一型番内での色違いやサイズ違いには命名規則があり、理解するとインク選びがスムーズになります。また、インク容量と価格の相関を一覧でご紹介しますので、ぜひお役立てください。

型番はアルファベットと数字で表記

キヤノンのインク型番は、アルファベットと数字の組み合わせで表記されます。

基本的に1つの型番に対して「アルファベット1種類+数字2種類」が記載されており、数字は染料インク、顔料インクの違いを表します。キヤノンのプリンターは染料・顔料インクを両方使用するハイブリッド仕様が多いため、数字が2種類併記される頻度が高いです。

以下は、6色ハイブリッドのインク型番の表記例です。

<例:6色ハイブリッド「BCI-381/380」インク型番の見方>

  • BCI-381:染料カラー(BK/C/M/Y/GY)用の型番
  • BCI-380:顔料ブラック(PGBK)用の型番

 ※大容量サイズは末尾に「XL」、小容量は「s」が付く
   大容量→BCI-381XL、BCI-380XL

   小容量→BCI-381s、BCI-380s

参照元:キヤノンオンラインショップ「BCI-381/380シリーズ」

大容量サイズと標準サイズの違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

キヤノン(canon)インクの大容量XLと標準の違いを徹底解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事ではキヤノン(canon)インクの大容量XLと標準の見分け方や違いについて解説しています。お得なサイズの検証やコストを抑えられるインクにも触れているためぜひ参考にしてください。

大容量・小容量と標準サイズの違いと価格の関係

同一インク型番に「大容量」「小容量」「標準」のサイズ違いがある場合、容量と価格にどの程度の違いがあるのか調査を行いました。

調査の結果、1mlあたりの価格がもっとも安いのは標準サイズでした。染料カラーの単色カートリッジで比較した表がこちらです。

▼Canon BCI-381の容量と価格

型番 サイズ 容量 価格 1mlあたりの価格
BCI-381s 小容量 約5.6ml 880円 約157.1円
BCI-381 標準 約8.3ml 1,240円 約149.4円
BCI-381XL 大容量 約11.7ml 2,090円 約178.6円

※2023年12月現在
※参照元:キヤノン「【インクジェットプリンター】インクカートリッジの容量について」

上表をもとに、各サイズの容量と価格の差を比較した結果が次表です。大容量サイズは標準、小容量どちらに対しても価格が割高になっています。

▼Canon BCI-381の各サイズ比較

比較内容 容量 価格
標準は小容量の何倍? 約1.5倍 約1.4倍
大容量は標準の何倍? 約1.4倍 約1.7倍
大容量は小容量の何倍? 約2.1倍 約2.3倍

※2023年12月現在

大容量が必ずしもお得ではないという結果ですが、大量印刷する人は大容量を使用したほうがインク交換の手間を省けます。本調査結果と使用頻度などを総合的に考慮して、サイズを選びましょう。

キヤノン互換インクの種類

キヤノンのインクジェットプリンター用インクは、キヤノンが製造している純正インクのほかに、他メーカーが製造する「互換インク」があります。

互換インクは純正品と互換性があり、同じ型番であれば代用が可能です。品質は純正インクにやや劣りますが、こだわって製造している互換インクメーカーの商品にはほぼ同品質のものもあります。

インク代のコスト削減がかなう互換インクに、どのような種類があるのかご紹介します。

互換インクの詳細については、こちらの記事もご覧ください。

純正インクと互換インクはどっちがいいの?違いを説明 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
「互換インク」はプリンターインクの種類のひとつです。しかし、名前を聞いたことはあるけれど「互換インクって何?」「純正との違いは何?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。 互換インクの専門店ベルカラーが、そんな互換インク

ベルカラーの互換インク5種類をご紹介

ベルカラーでは、キヤノン用に以下5種類の互換インクをご用意しています(型番によってはない場合もあります)。

▼互換インクカートリッジ

<ベルカラーの互換インクカートリッジ(BCI-370XL / BCI-371XL対応)>

互換インクカートリッジは、純正品と同様にインクが補充されたカートリッジです。使い切ったらカートリッジごと交換します。

ベルカラーでキヤノン用互換インクカートリッジを探す

▼詰め替えインク

<ベルカラーの詰め替えインク(30ml6色セット)>

詰め替えインクは、ボトルタイプのインクです。使用済みの純正インクカートリッジや、ベルカラーの詰め替えカートリッジに詰め替えて使用します。

使用済み純正インクカートリッジを使用する場合に、インク残量を表示して使用するためには、別途「ICチップリセッター」が必要です。

詰め替えインクやICチップリセッターの詳細はこちらの記事で解説しています。

詰め替えインクとは?特徴とメリット・デメリットを解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事では詰め替えインクの概要やメリット・デメリットの解説に加え、よくある質問にお答えしています。詰め替えインクの理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。
詰め替えインクのリセッターとは?使い方とメリット・デメリットを解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
本記事では詰め替えインクのリセッター(ICチップリセッター)の種類や使用方法、価格といった詳細を解説しています。詰め替えインクの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

ベルカラーでキヤノン用詰め替えインクを探す

▼スマートカートリッジ(一部対象機種のみ)

<ベルカラーのスマートカートリッジ(BC-340/BC-341/BC-360/BC-361対応)>

スマートカートリッジは、初回のみ使用済み純正カートリッジのふたを開ける加工をして、中身を詰め替えて使用します。2回目以降は中身を新しいスマートカートリッジへ交換して使用するため、簡単にインク交換が可能です。

ベルカラーでキヤノン用スマートカートリッジを探す

▼大判プリンター用互換インクカートリッジ

<ベルカラーの大判プリンター用互換インクカートリッジ(PFI-120対応)>

大判プリンターシリーズに対応した形状のカートリッジです。インクが補充されており、使い切ったらカートリッジごと交換します。

ベルカラーで大判プリンター用互換インクカートリッジを探す

▼ギガタンク用互換インクボトル

<ベルカラーのギガタンク用互換インクボトル(GI-30PGBK / GI-31PGBK対応)>

大容量ギガタンクの搭載モデルに対応した互換インクボトルです。純正品と同様に、プリンター本体のインクタンクにインクを注入して使用します。

大容量タンクを搭載しているプリンターについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

インクタンク式のプリンターとは?メリット・デメリットを解説 - インク知恵袋|互換インクの専門店ベルカラー
インクタンク式プリンターとは、大容量タンクを搭載しているプリンターのことです。本記事では、インクタンク式プリンタの特徴や、おすすめのインクタンク式プリンターを紹介します。

ベルカラーでキヤノンギガタンク用互換インクボトルを探す

互換インクはインク代を抑えられる

互換インクは商品によって、純正品の1/2〜1/3の価格で入手が可能です。ランニングコストを抑えられるのは、互換インクを使用するメリットといえます。

以下は、純正インクとカートリッジタイプ互換インクの価格を比較した結果です。

▼キヤノン用プリンターインク 価格の比較結果

インク型番 純正品 ベルカラーの互換品
BCI-381/380 6,210円
(標準容量5色セット)
2,580円
(大容量5色セット)
BCI-331/330 8,140円
(標準容量6色セット)
4,250円
(大容量6色セット)

※2023年12月現在
※ベルカラー互換品は取扱いが大容量のみ

互換インクはカートリッジやインクボトルなどがありますが、まずは純正品と置き換え可能なカートリッジタイプがおすすめです。

詰め替えインクは30mlや50ml、100mlなど幅広いサイズをご用意しています。なお、色によって取りそろえている詰め替えインクの容量は異なるためご注意ください。

スマートカートリッジは使用できる機種が限られ、初回はカートリッジを加工する手順が必要ですが、2回目以降は詰め替えが簡単でコストも抑えられます。

大判プリンター用、ギガタンク用インクはそれぞれ純正品と置き換えて使用できるので、対応機種を利用している方は取り入れやすい商品です。

キヤノン用インクの種類を理解して正しく使おう

キヤノンのインクジェットプリンター用インクは、型番や容量違いなど多数の種類があります。利用するプリンターに合ったインクを正しく選びましょう。

インク代を抑えたいなら、互換インクがおすすめです。ベルカラーでは、キヤノン用互換インクを多く取りそろえています。ぜひご自身のプリンター用のインクを公式サイトで探してみてください。

\ ベルカラーは互換インクの専門店です/

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