EPSON(エプソン)のインクジェットプリンター用インクは、同じ型番に見えても「ICBK70L」「ICBK70」のように末尾に「L」がある場合とない場合があります。この表記の差異は、容量の違いによるものです。
本記事では「L」の有無による容量や価格の違いや、お得なインクについて解説します。
EPSONインクの種類や型番について知りたい方は、こちらの記事もあわせてお読みください。
EPSONインクのLは増量タイプ
EPSONが製造している純正インクで、型番の末尾に「L」が付いている場合は増量タイプを表します。Lが付いていなければ標準の容量です。
Lの有無による型番名称の具体例は、以下のとおりです。
▼エプソン インク型番の表記例
商品説明 | 標準タイプの型番 | 増量タイプの型番 |
70(さくらんぼ)6色パック | IC6CL70 | IC6CL70L |
80(とうもろこし)の黒 | ICBK80 | ICBK80L |
カメの6色パック※ | KAM-6CL | KAM-6CL-L |
※カメの6色パックは黒のみ増量タイプもあり。型番は「KAM-6CL-M」で末尾にMが付く
EPSONインクの増量と標準の印刷可能枚数と価格比較
EPSONインクの標準サイズとLが付く増量タイプで、印刷可能枚数と価格にどのような違いがあるのか検証しました。
3つの型番について、公式サイトで公表されている印刷可能枚数を基に、1枚あたりのコストを算出してまとめた結果が下表です。
▼エプソン 印刷可能枚数とコスト
インク型番 | 印刷可能枚数 | 価格(税込) | 1枚あたりのコスト |
ICBK70(黒単色) | 432 | 720円 | 約1.7円 |
ICBK70L(黒単色、増量) | 786 | 1,140円 | 約1.5円 |
ICBK80(黒単色) | 444 | 790円 | 約1.8円 |
ICBK80L(黒単色、増量) | 881 | 1,460円 | 約1.7円 |
KAM-BK(黒単色) | 481 | 760円 | 約1.6円 |
KAM-BK-L(黒単色、増量) | 915 | 1,390円 | 約1.5円 |
※2024年3月現在
※印刷可能枚数は、初回セットアップに使用したインクカートリッジではなく、2回目以降に装着したインクカートリッジを使用しての算出
参考:エプソン「各プリンターにおけるイールド枚数(各色での印刷可能枚数)情報」
いずれの型番も、標準と増量サイズで印刷コストは大きく変わりませんでした。増量だからお得とはいえないため、サイズを選ぶときは使用頻度を考慮しましょう。
EPSON増量サイズなら互換インクもおすすめ
お得なインクを選びたいなら、互換インクもおすすめです。
互換インクとは、プリンターメーカー以外が製造しているインクです。互換インクの種類や、純正品との価格の違いについて解説します。
互換インクと純正品の違いについては、こちらの記事もご参照ください。
EPSONの互換インクは大きく3種類
互換インクの専門店「ベルカラー」では、EPSON向けに主に以下の3種類の互換インクをご用意しています。
- 互換カートリッジ
- 詰め替えボトル
- エコタンク用ボトルインク
それぞれの特徴をご紹介します。
互換カートリッジ
<ベルカラーのエプソン用互換カートリッジ(IB06CL5A めがね)>
互換カートリッジは、純正品と同じ方法でプリンターにセットして使用します。インク切れのタイミングで新品と交換する必要があり、繰り返しの使用はできません。
純正品に置き換えて使用できる手軽さが魅力の商品です。
詰め替えボトル
<ベルカラーのエプソン向け詰め替えボトル(IC4CL69)>
詰め替えボトルは、ボトルに入ったインクを、使用済みの純正カートリッジや詰め替えカートリッジに詰め替えて使用する商品です。
カートリッジを繰り返し使用※できますが、純正カートリッジやオートリセットチップが付属していない詰め替えカートリッジを使用するときは、別途ICチップリセッターが必要です。
※使用済み純正インクカートリッジへ詰め替える場合は、詰め替え回数に限度がある
オートリセットチップが付属している詰め替えカートリッジであれば、ICチップリセッターがなくてもインクを補充することで再利用が可能です。
詰め替えボトルの使用には詰め替えやICチップリセットの作業が必要ですが、大量印刷する場合はコスト削減の効果が大きくなります。
ICチップについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
エコタンク用ボトルインク
<ベルカラーのエコタンク向けボトルインク(ハサミ)>
エコタンク用ボトルインクは、EPSONのプリンターのうちタンク方式に対応しているインクです。容量によっては、プリンター本体のタンクに直接ボトルから注ぎ込んで使用できます。
※500mlサイズのボトルは、使用済みの純正エコタンク用ボトル、またはベルカラーエコタンク用ボトルに詰め替える必要があるのでご注意ください
EPSON用の互換インクは増量サイズ対応も
ベルカラーのEPSON向け互換カートリッジでは、「Lあり」の増量サイズに対応した商品もご用意しています。
なお、増量と標準はインク容量が異なりますが、カートリッジの大きさは変わらないため同じプリンターで使用可能です。
以下は増量サイズに対応した「カメ」の型番用の互換インクです。
<ベルカラーのカートリッジタイプの互換インク(KAM-L対応)>
IC70、IC80シリーズ対応の互換インクカートリッジは、6色セットが2つとさらにブラックが2つ付いたセットを販売しています。印刷可能枚数は大容量版と同等です。
<ベルカラーの互換インクカートリッジ(IC70シリーズ対応)>
ベルカラーのIC70シリーズ対応 互換インクカートリッジ(増量タイプ)はこちら
<ベルカラーの互換インクカートリッジ(IC80シリーズ対応)>
ベルカラーのIC80シリーズ対応 互換インクカートリッジ(増量タイプ)はこちら
EPSON純正品と互換インクの価格比較
EPSON純正品の増量サイズ6色セットと、ベルカラーの互換インクの価格を比較しました。結果は下表のとおりです。
▼エプソン インク価格比較
インク型番 | エプソン純正 | ベルカラー互換インク |
IC6CL70L | 6,650円(増量6色セット) | 2,290円(増量2セット+黒2つ付き) |
IC6CL80L | 8,470円(増量6色セット) | 2,400円(増量2セット+黒2つ付き) |
KAM-6CL-L | 8,060円(増量6色セット) | 2,450円(増量6色セット) |
※2024年3月現在
※価格は税込
ベルカラーの互換インクは純正品の3分の1程度の値段で、大きくコストを抑えられます。
EPSONインクは容量の違いを理解して選ぼう
EPSONのインク型番の末尾に「L」が付いていたら、増量サイズを表します。インク容量は多いですが、標準サイズと印刷コストはあまり変わりません。どのサイズが適切か、使用頻度を考慮して選びましょう。
お得な増量サイズなら、互換インクがおすすめです。ベルカラーではEPSON用の互換インクを多数取りそろえています。ぜひ公式サイトをご覧ください。
\ ベルカラーは互換インクの専門店です/