詰め替えインクとは?特徴とメリット・デメリットを解説

インクについて

プリンターインクには、純正インク・互換インク・詰め替えインクがありますが、その中でも詰め替えインクは最も低コストです。しかし、「詰め替えインクとは何か」「どうやって使うのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では詰め替えインクについて疑問をお持ちの方や、使用しても問題がないか不安に感じている方へ向けて、詰め替えインクの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

詰め替えインクとは

詰め替えインクとは、詰め替え用のカートリッジや純正カートリッジにインクを補充するための商品です。

一見難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実際にはコツを覚えることで簡単に使用できます。具体的にどのような商品なのか、特徴を2点ご紹介します。

自分でカートリッジにインクを詰めて使用

基本的にカートリッジタイプのインク交換をする際は、インクが入った交換用カートリッジを購入してカートリッジごと入れ替えます。

詰め替えインクの場合は、空になった純正品のカートリッジ、または詰め替え専用に製造された詰め替えカートリッジを使用し、説明書の手順に従ってインクを充填します。

詰め替えインクはあくまでインクのみの商品であるという点が大きな特徴です。

インクの種類は純正と同様の顔料・染料

プリンターインクは大きく顔料タイプと染料タイプに分けられますが、メーカーによって採用は異なり、機種によっては両者を併用しているケースもあります。

詰め替えインクは各プリンターに対応した顔料・染料インクが用意されているため、安心して詰め替えることが可能です。

詰め替えインクのメリット・デメリット

詰め替えインクの具体的なメリット・デメリットをご紹介します。詰め替えインクと通常の交換用カートリッジの違いを把握するために確認しておきましょう。

詰め替えインクのメリット

詰め替えインクを使用するメリットはコストパフォーマンスの高さと環境への優しさです。ここでは3つのメリットについて詳しく解説します。

メリット1:コストが安い

詰め替えインクの最大のメリットは、インク自体のコストが安いことです。インクのみを購入する場合、純正品のカートリッジのおよそ半額で入手できます。詰め替えインクの容量によって異なりますが、1本で3~5回補充できることがほとんどです。

そのため、詰め替えインクは印刷頻度が高く頻繁にインクの交換をする方に適しています。

メリット2:必要な色を必要な分だけ補充可能

プリンターの機種によっては、インクが一色でもなくなると印刷ができなくなります。

交換用のカートリッジを一色だけ購入すると割高になる傾向にありますが、カラーインクのセットを買うと不要な色が余ってしまうこともあるでしょう。

詰め替えインクは、減ってしまった色のカートリッジに必要な分だけインクを補充することが可能です。そのため無駄がなく、コストを抑えることにもつながります。

メリット3:カートリッジを再利用できて環境に優しい

詰め替えインクは、カートリッジを繰り返し使用します。カートリッジの再利用によりゴミとして廃棄されるカートリッジを削減できるため、環境に優しい商品です。

環境に優しいインクには「リサイクルインク」という商品もあります。リサイクルインクについては「環境に優しいインクのお話|リサイクルインクと詰め替えインクについて」でご紹介しています。

詰め替えインクのデメリット

詰め替えインクを使用するデメリットは、インクの詰め替えに手間がかかることや、場合によってはICチップリセッターなどの機器が必要になることです。3つのデメリットを確認しておきましょう。

デメリット1:インクを詰め替える手間がかかる

詰め替えインクの最大のデメリットは、インクを詰め替える手間がかかる点です。

インクをカートリッジに注入する必要があるため、カートリッジを丸ごと入れ替える交換方法と比較すると、作業の工程が多くなります。

デメリット2:インクがこぼれると落としにくい

詰め替えインクは、インクそのものを扱って詰め替え作業を行います。インクがこぼれて衣類等に付着してしまうと、完全に落とせないケースもあります。

詰め替えの際は万が一に備えて新聞紙やペーパータオルを敷き、エプロンや汚れてもいい衣類を着ておくなどの工夫が必要です。

デメリット3:カートリッジのICチップのリセットが必要

エプソンやブラザー※では、使用済み純正カートリッジを再利用するためにICチップリセッターが必要です。

カートリッジにICチップが埋め込まれている場合、プリンター本体がICチップの情報を読み取ってインク残量の判定を行います。一度インク残量がなくなるとICチップ内の情報は「インクなし」となるため、新たにインクを補充してもプリンター側は「このカートリッジはインクがない」と判定してしまい印刷できません。

そのため「ICチップリセッター」というツールを使用して、ICチップ内のインク残量の情報を満タン表示に書き換えます。

※キャノンも使用済み純正カートリッジへインク補充の際にインク残量を表示して使用するには、ICチップリセッターが必要です

詰め替えインクのよくある質問

詰め替えインクについてより理解を深めていただくために、利用された方から寄せられるよくあるご質問を2つご紹介します。

他のメーカーのインクと混ぜても大丈夫?

詰め替えインクはカートリッジにインクを充填して使用するため、他メーカーのインクと混ざっても大丈夫なのか気になる方もいるでしょう。

ベルカラーの詰め替えインクは、プリンターメーカーの純正インクと併用が可能です。そのため、使用済みの純正カートリッジにインクを詰めて混ざっても印刷ができます。

ただし純正以外の互換インクメーカーのインクとの併用は、色味がおかしくなる、印刷物にスジが入るなどのトラブルの原因になります。インクを併用する場合は、必ず純正インクのみとしてください。

また同じメーカーのインクでも、染料インクのみに対応しているプリンターもあります。メーカーとあわせて染料と顔料も確認しておきましょう。

ボトルはどうやって保管するべき?

詰め替えインクが余った場合は、ご自宅で保管が可能です。キャップをしっかりと閉め、直射日光および高温多湿は避け、なるべく涼しく乾燥した場所で保管してください。

また、以下の注意事項にお気をつけください。

  • インク漏れを防ぐために容器は立てて保管する
  • 子どもの手が届くところに置かない

詰め替えインクならベルカラーがおすすめ

詰め替えインクにはコストが安いという大きなメリットがある反面、詰め替えの手間かかる点がデメリットです。

ベルカラーでは、幅広いメーカーに対応した詰め替えインクやICチップリセッターに加え、詰め替えインクのデメリットを軽減できるカートリッジをご用意しています。

本章では詰め替えインクが初めての方にも安心してご利用いただけるポイントを3つ紹介します。

色によってボトルサイズを選択可能

ベルカラーの詰め替えインクは、さまざまなボトルサイズから選択できます。

メーカーや色により取り扱いは異なりますが、単色販売の詰め替えインクのサイズは以下の通りです。

  • 30ml
  • 50ml
  • 100ml
  • 500ml
  • 1l

詰め替えインクの注入には、インクボトルからカートリッジへ直接注入ができるタイプ、メーカーやカートリッジにより注射器を使用して注入するタイプがあります。※一部専用の詰め替えツールが必要となるタイプもあります

インクボトルから直接注入する場合、初回購入はボトルの先端が細く詰め替えしやすい30mlや50mlのインクボトルがおすすめです。

<ベルカラー30mlの詰め替えインク(エプソン互換 YTH-6CL ヨット/SOR-6CL ソリ)>

大容量のインクボトルは30ml・50mlのインクボトルと比べてボトルの口の部分が大きくなっています。

そのため2回目からはお得な大容量のインクボトルをご購入のうえ、詰め替えのしやすい30mlや50mlのインクボトルに詰め替えてご使用いただくことをおすすめしています。

詰め替え作業に慣れてきたら、消費量が多い黒は500ml、その他カラーは100mlのように、使用状況にあわせて選ぶのもよいでしょう。必要な色のみ必要な量を購入することができるので無駄がなく、インクコストを抑えることが可能です。

ベルカラーの詰め替えインクを探す  

半透明の詰め替えカートリッジで詰め替えがしやすい

ベルカラーでは、空の詰め替えインクカートリッジをご用意しています。

ベルカラー製の詰め替えインクカートリッジは半透明で、中身のインク量が見える仕様です。詰め替え作業がしやすいだけではなく、インクの入れ過ぎの防止、インクをこぼすリスクの軽減につながります。

メーカーや機種によっては、自動リセット機能付きのICチップも搭載しており、ICチップリセットが不要です。

<ベルカラーの詰め替えカートリッジ(キヤノン用 XKI-N11/N10シリーズ)>

また、ベルカラーの詰め替えカートリッジは3年の製品交換保証がついています。万が一純正カートリッジにインクを詰め替えてトラブルが発生した場合、純正カートリッジの交換は実費になります。

しかしベルカラーの詰め替えインクとカートリッジであれば、製品交換保証で新しいカートリッジに交換ができるため安心です。

ベルカラーの詰め替えインクカートリッジは、純正カートリッジにインクを詰め替えるよりも作業が簡単になり、万が一に備えた保証もあります。使用可能なプリンターをお持ちの方は、ぜひベルカラー製詰め替えインクカートリッジをご検討ください。

ベルカラーの詰め替えカートリッジを探す  

スマートカートリッジなら2回目から簡単にインク補充が可能

キャノン用の一部の機種に対応している商品として、2回目以降の詰め替えが簡単な「スマートカートリッジ」をご用意しています。

<ベルカラーのスマートカートリッジ(BC340/341 BC-360/361対応)>

 

スマートカートリッジは、使用済み純正カートリッジの蓋を開ける加工をしていただき、中身を詰め替えてご使用いただくタイプの「詰め替えインク」です。使用済みの純正カートリッジを、スマートカートリッジの「収納ケース」としてご使用いただきます。

初回は使用済みの純正カートリッジをカッターナイフを使用して開封し、中身を詰め替える作業が必要ですが、2回目以降は、純正カートリッジの中に装着をしたスマートカートリッジを新しいスマートカートリッジへ交換をしてご使用いただきます。

スマートカートリッジにはあらかじめインクが充填されていますので、2回目以降は、スマートカートリッジを新しいものへ交換をしていただくことで、簡単にインク交換をしていただくことが可能です。

キャノンのインクジェットプリンターは、大きく分けてスマートカートリッジを使用できる機種と、詰め替えインクボトルを使用できる機種の2つに分かれます。※一部、スマートカートリッジにも詰め替えインクボトルにもに対応していないプリンターもあります

スマートカートリッジは2回目以降のインク補充作業が簡単なため、スマートカートリッジの対応機種をご使用されている方はぜひご検討ください。

ベルカラーのスマートカートリッジを探す  

詰め替えインクは注意して使用すれば安価で環境に優しい商品

詰め替えインクはコストパフォーマンスに優れていることに加え、カートリッジを再利用できる環境に優しい商品です。

インクの詰め替え作業が必要ですが、コツを覚えれば簡単に行えます。ベルカラーでは詰め替えインクとあわせて、ICチップリセッターなど関連商品を多数ご用意しています。

詰め替えインクが気になった方は、ぜひベルカラーの詰め替えインクをお試しください。

\ ベルカラーは互換インクの専門店です/
ベルカラー|互換インクの購入はこちら

タイトルとURLをコピーしました