詰め替えインクの補充方法は?準備品や注意点も詳しく解説

インクについて

詰め替えインクは純正インクに比べインクコストを節約できますが、「補充方法が分からない」「詰め替え作業がむずかしいのでは」と感じる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、使用済みの純正インクカートリッジやベルカラーの詰め替え専用カートリッジにを詰め替えインクを補充する手順を画像付きで解説します。

また、記事の後半では詰め替えインクを補充するときの注意点も紹介するので、ぜひご一読ください。

詰め替えインクについておさらいしたい方には「詰め替えインクとは?特徴とメリット・デメリットを解説」の記事がおすすめです。

詰め替えインクの補充に必要なもの

詰め替えインクは、空になった純正カートリッジや詰め替え専用のカートリッジに補充するインクのことです。使い切りタイプの互換カートリッジには使用できません。

詰め替えインク補充のときには、以下の道具を用意します。

  • 詰め替えインク
  • 手袋(詰め替えインクに付属されている)
  • 新聞
  • ティッシュペーパー
  • カッター※1
  • 注入器※2
  • マイナスドライバー※3
  • ICチップリセッター※4

※1インクの種類によって、蓋を開けるときに必要になる
※2カートリッジのインク注入口の仕様によって、必要な場合がある
※3インク補充時に、インクカートリッジの蓋を取り外すタイプのカートリッジに使う
※4純正カートリッジに補充する場合、カートリッジの型番によってICチップリセッターが必要になる

【ICチップリセッターとは】
インクカートリッジのICチップに書き込まれている「インク残量情報」を満タン表示に書き換えるための機器です。満タン表示に書き換えることで、使用済み純正カートリッジを再使用できます。

<ベルカラーのICチップリセッター(エプソン サツマイモ)>

純正カートリッジへ詰め替えインクを補充する方法

純正カートリッジの注入口の形状によって、詰め替えインクの補充方法は大きく3つのタイプに分けられます。

  1. 注入口が広く、インクボトルからカートリッジへ直接注入するタイプ
  2. 注入口が狭く、注射器を使用して注入するタイプ
  3. 注入口が無く、スマートカートリッジを使用するタイプ

 ※例外的にMUG純正カートリッジなど、専用の詰め替えツールが必要なタイプもあります

インクボトルからカートリッジへ直接注入するタイプ

このタイプは、カートリッジのインク出口部分が広くスポンジ状になっているので、インクボトルからカートリッジへ直接注入できます

  • 使用する詰め替えインク

  EPSON SAT ITH IC80 IC70 IC6CL80L IC6CL70Lシリーズ (ベルカラー製) 

 

  • 補充手順
  1. プリンターから空の純正カートリッジを取り出す
  2. カートリッジをICチップリセッターにセットする
  3. ICチップリセッターのランプが緑色に点灯したらリセットが完了(ICチップの残量情報が満タンに書き換えられる)
  4. 手袋を装着し、インクボトルを準備する。カートリッジのインク出口の部分に目薬のようにインクをたらして浸み込ませる
  5. プリンターにカートリッジをセットする
  6. クリーニングと印字テストをする
  • 補充時の注意点

EPSONの純正カートリッジに詰め替えインクを補充する場合、ICチップリセッターが必要になります。

手順2と3のICチップリセッターの使用と、手順4の詰め替えインクの補充は順番が前後しても問題ありません。

ただし、詰め替えインクを補充したあとに、万が一ICチップやリセッターに不具合があり使用できないと、詰め替えたインクが無駄になってしまいます。

また、リセッターにセットするときに、インク補充直後のカートリッジを傾けるとインク漏れの恐れがあります。

ICチップリセッターを使用してから、インクの補充を行う方が作業効率がよいのでおすすめです。

注射器を使用して注入するタイプ

このタイプはカートリッジのインク注入口が小さく、注射器を使用して注入します。

  • 使用する詰め替えインク

 (ベルカラー製)brother互換 LC3111 / LC3117 / LC3119 / LC3129 詰め替えインク4色  +リセッターセットl

 ※ベルカラーは注入器をセット販売しています

  • 交換手順
  1. プリンターから空の純正カートリッジを取り出す
  2. カートリッジをICチップリセッターにセットする
  3. ICチップリセッターのランプが緑色に点灯したらリセットが完了(ICチップの残量情報が満タンに書き換えられる)
  4. 純正カートリッジを準備する
  5. 手袋を装着し、インクボトルを準備する。ボトルキャップを外し、インクボトルの内蓋にカッターなどでノズル(針)を差し込む穴を開ける
  6. シリンジにノズルを差し込む
  7. シリンジでインクを吸い上げる
  8. 差し込んでいたノズルをシリンジから外す
  9. インクを純正カートリッジのインク注入口の部分から注入する
  10. カートリッジをプリンターに取り付ける
  • 補充時の注意点

brotherの純正カートリッジを使用してインクを詰め替える場合、ICチップリセッターが必要です。

また、残った詰め替えインクはボトルに蓋をして、高温多湿・直射日光を避けて保管してください。

スマートカートリッジを使用するタイプ

スマートカートリッジとは、使用済み純正カートリッジの蓋をカッターナイフで開封し、中身を詰め替えて使用するカートリッジです。

初回は蓋の加工作業が発生しますが、2回目以降はスマートカートリッジの交換のみで使用できます。 

  • 使用する詰め替えインク

 (ベルカラー製)CANON BC-310/311/345/346/365/366 シリーズ用詰め替えインク

  •  交換手順
  1. プリンターから空の純正カートリッジを取り出す
  2. 純正カートリッジの蓋を取り外す(カッターナイフとマイナスドライバーを使用する)
  3. 蓋が外せたら、カートリッジの壁からはみ出した部分(バリ)をカッターで取り除く
  4. 純正カートリッジのスポンジを取り外す
  5. 純正カートリッジの内部にスマートカートリッジを取り付ける
  6. スマートカートリッジの黄色の保護シールを取り外す
  7. プリンターにカートリッジをセットする
  8. プリンター側でインク残量検知機能を無効化する操作を行う
  9. クリーニングと印字テストをする

※2回目以降の交換は、2)3)4)の手順が不要です。

画像付き!詰め替え専用カートリッジへインクを補充する方法

Canonのインクジェットプリンターは、スマートカートリッジを使用できる機種と、詰め替えインクボトルを使用できる機種の2つがあります。

ここでは、詰め替えインクボトルから詰め替え専用カートリッジへインクを補充する方法を画像付きで解説します。

詰め替え専用カートリッジの特徴

詰め替え専用カートリッジは、半透明のケースによりインクの水位が確認できるため、詰め替えがしやすいです。

商品によっては、自動リセット機能付きのICチップを搭載しているものもあり、リセッターが不要です。

詰め替えカートリッジへのインク補充手順

  • 使用する詰め替えインク

 (ベルカラー製)CANON BCI-351/350シリーズ対応詰め替えカートリッジ5色セット

このカートリッジにはオートリセットチップが付いているのでリセッターが不要です。

  • 作業手順(1回目)

1)インクボトルとカッターを準備する

ボトルキャップを外す

インクボトルの内蓋にカッターで穴を開ける

2)詰め替えカートリッジのインク注入口のプラグを外す

インク注入口からインクを注入する

3)インク注入口周りの余分なインクをティッシュで拭きとる

4)カートリッジに注入口プラグを取り付ける

5)保護キャップ(カートリッジ底面のオレンジ色のパーツ)を取り外しカートリッジをプリンターに取り付ける。※黄色のPULLテープは必ず剥がしてください。

  • 作業手順(2回目以降)

1)プリンターからカートリッジを取り外す

2カートリッジに保護キャップを取り付ける

※2回目以降のインク補充では、カートリッジ内のスポンジにインクが染み込みやすくなっています。インク漏れ防止のために、インク補充前に必ずオレンジ色の保護キャップをしっかりと取り付けてください。保護キャップを取り付けた後は、1回目と同様に注入口プラグを取り外してインクを補充してください。

詰め替えインク・補充するときの注意点

詰め替えインクを補充するときには、作業の前後に注意点があります。

詰め替え前にプリンターの動作を確認する

長時間プリンターを使っていない場合、プリントヘッドが目詰まりを起こし、インクを注入しても正常に印刷ができないことがあります。インクの詰め替え前に、プリンターの動作を確認しましょう。

インク切りをしっかり行う

インクボトルからカートリッジへ直接注入するタイプは、詰め替え後に必ずインク切りを行ってください。

インク切りが適切でないと、とプリンター内部にインクが漏れ、にじみやトラブルの原因となります。また印字ヘッドが汚れ、ヘッドクリーニングを何度も行う手間が生じてしまいます

インク切りの方法は以下のとおりです。

  1. ティッシュぺーパーの上でインク出口を下に向ける
  2. インク出口から少し上のカートリッジの腹をつまんで余分なインクをインク出口から絞りだす
  3. インク出口を下に向けたまま2、3分放置
  4. インクが垂れないことを確認し、プリンタに取り付ける

安心安全なメーカーの製品を選ぶ

コスト面を気にして、安さだけを追求した品質の低い詰め替えインクを使用すると、インクがノズルに詰まり壊れてしまう原因になりかねません。

しっかりとした保証がある安心安全なメーカーの商品を選びましょう。

詰め替えインクは業界最大保証と万全のサポート体制のベルカラーがおすすめ

詰め替えインクは純正インクと比べて経済的で、カートリッジを再利用できるため環境にも配慮した商品です。正確な手順と注意点を守って使用することで、簡単に補充ができます。

ベルカラーの詰め替えインクは、業界最大の保証と万全のサポート体制付きで、初めて詰め替えインクを使用する方にもおすすめです。

通常の精製水と比べ極めて純度の高い「超純水」を原料としており、目詰まりなどのトラブル防止や、高品質なカラー再現を実現しています。

ぜひ、ベルカラーの高品質な詰め替えインクをお試しください。

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