インクの落とし方!インクが衣類や肌についた時の対処方法

トラブル対処法
 

 

 

インクの落とし方

プリンターインクは、一度服につくと完全に落とすことができません。そのため、インクを詰め替える時は慎重に、可能なら汚れてもいい服装で作業することをおすすめしています。

服についたインクは完全に落とすことは難しいですが、急いで洗えば目立たなくすることはできます。

「服にインクついちゃった!」という方は、さっそく次の方法を試してみてください。

用意するもの

  • 洗濯用洗剤
  • 漂白剤
  • タオル×2枚(汚れてもいいもの。布でもOK)

①まずは、汚れた服の下にタオルを敷いて、上から洗濯用洗剤をかけます。

②洗剤がなじんだら、汚れた部分をタオルで優しくたたきます。タオルにインクを移すイメージです。

③水をつけてもみ洗いします

④漂白剤をつけて、10分ほど放置

⑤いつも通りのお洗濯をしてください

インクがついてからできるだけ早くお手入れすれば、こんな感じでかなりキレイな状態に戻ります。ただし、漂白剤をつけたりもみ洗いするので、オシャレ着などはもしかすると生地の痛みなどが出てしまうかもしれません。

ちなみに、洗濯でキレイにインクを落とせるかどうかは、そのインクが染料インクか顔料インクかによっても異なります。

顔料インクは、比較的簡単に落とすことができます。先ほどの手順で丁寧に洗えば、ほぼ目立たない状態までキレイになります。

一方の染料インクは、粒子がとても小さいため、インクを完全に落とすのがとても難しいです。白い服に黒いインクがついてしまうと、なかなか元の状態には戻りません。

染料インクと顔料インクの違い

プリンターインクは、大きく分けると

・染料インク
・顔料インク


に分類されます。2つの違いを簡単にまとめると次の通りです。

  染料インク 顔料インク
特徴 粒子が小さい
粒子が大きい
印刷 用紙に染料が染み込む 用紙の表面に顔料が定着
メリット 発色がキレイ
印刷スピードが早い
色あせやにじみが出にくく鮮明に印刷できる
乾くのが早い
デメリット 乾くまで時間がかかる
水に濡れるとにじみやすい
写真印刷には不向き

顔料インクと染料インク、どちらの場合も時間が経てば経つほどインクは落ちにくくなるので、できるだけ早いお手入れをおすすめします。

インクが服についてしまった時は

顔料インクは、ハンドソープや石けんでしっかり洗えば簡単に落とすことができます。いつも通りの手洗いで十分キレイになりますよ。

染料インクについては、しっかり洗ってもその日のうちに落とし切るのは難しいです。

どうしても気になる!って方は、ぬるま湯で3分ほど手をふやかしてからハンドソープで洗うのがおすすめです。洗浄力が強い石けんを使うのもアリですが、乾燥や手荒れすることもあるので注意してくださいね。

肌についたインクが数日取れないと聞いて、不安に思った方もいると思います。ベルカラーのインクは、肌に付着しても人体に悪影響を及ぼすことはありません。

もしも小さなお子さんが万が一飲み込んでしまった、目に入ってしまった、ということがあれば、インクを持って病院へ行く様にお願いいたします。

【番外編】インクが机や床についてしまった時は

弊社サポート窓口には、肌や衣類以外にも、次のようなものにインクが付いてしまったというお問合せがあります。

  • 机や床
  • プリンター本体
  • 洗面台

気をつけていてもインクが飛び散ってしまったり、詰め替え後の注射器を洗っている時にインクがこびりつく、というケースです。

この場合にご案内しているのが、メラミンスポンジを使ったお手入れです。メラミンスポンジは、机や床、洗面台の汚れを落とすのにとっても効果的です。

過去には、洗剤で落ちなかったインクが、メラミンスポンジでキレイになった!というお客様からの嬉しいご報告もありました。

もし、机や床、洗面台などにインクがついて取れなくなった!ということがあれば、ぜひ一度メラミンスポンジを使ったお手入れをおすすめします。

インク汚れを防ぐためにできること

プリンターインクの中でも、服や手が汚れやすいのが詰め替えタイプのインクです。詰め替えタイプは、空になったカートリッジに自分でインクを補充して使うもので、慣れるまではインクの入れすぎなどでカートリッジからインクが漏れてしまうこともあります。

インクをキレイに、ムダなく使うため、詰め替えは以下の点に気をつけてください。

  • 手袋*やエプロンを使う
  • 新聞紙やペーパータオルの上で作業する
  • インクボトルを強く握ったり、逆さまにしない
  • 取扱説明書を読む
  • 使用する前日に詰め替える(インクがスポンジに染み込むのに時間がかかるため)

*ベルカラーの互換インクの中には、汚れ防止のための手袋が付属している商品があります。具体的な商品の種類は次のとおりです。

  • スマートカートリッジ
  • ボトルインク
  • エコタンク用ボトルインク
  • 詰め替えカートリッジ
  • インクとICチップリセッター(セット)

インクの入れすぎやインクが漏れてしまった時の対処法

弊社サポート窓口には、「インクを入れすぎてしまった」「インクが漏れてしまった」というお問い合わせもいただきます。そのような時は、以下の方法をお試しください。

  1. 新聞紙やペーパータオルの上で、インク出口を下に向ける
  2. インクが漏れなくなるまで放置する

または、次の方法も有効です。

  1. ティッシュペーパーを2〜3枚折りたたむ
  2. 印字ヘッドを押し付けてインクを吸い出す(20〜30回程度)
    ※カラーの場合は、3色キレイに付着するまで行なってください。

インクの詰め替えは、コツをつかむまでに少しだけ時間がかかりますが、焦らずゆっくり詰め替えることが大切です。

インクを詰め替えたあとは

カートリッジにインクを詰め替えたら、クリーニングと印字テストを行なうのがおすすめです。これをすることで、余分なインク漏れがなくなり、インクのなじみが良くなるからです。

印字テストの結果が良くなければ、2〜3回クリーニングと印字テストを繰り返してみてください。クリーニングや印字テストの方法は、プリンターの取扱説明書で確認できます。

インクの保管方法

詰め替えタイプのインクは、ボトル1本でカートリッジを3〜8回満タンにできます。(回数は商品によって異なります)余ったインクは、品質保持のために適切な場所に正しく保管することをお願いしています。

具体的には、以下の通りです。

  • 直射日光、高温多湿な場所は避ける(涼しく乾燥した場所がベスト)
  • キャップをしっかりしめて、立てて保管
  • 開封後1年以内に使用

小さなお子さんがいるご家庭では、誤飲やイタズラ防止のため、お子さんの手の届かないところで保管してください。

まとめ

インクの詰め替えは、作業自体は容易に行えます。しかし、慣れないうちは手や服にインクがついたり、机や床にインクが飛び散ってしまうことがあるかもしれません。

そんな時は、このページでご紹介した方法を、できるだけ早く試してみてください。

また、手や服が汚れないよう、あらかじめ手袋や新聞紙などを準備しておくことも大切です。

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